何処までも

自分はまだまだな男です。
と言いきって、それでいて、傍から見たら「充分だろう」あるいは「凄いな」などなど、賞賛の言葉を方々から受ける人間の特殊な空気感とは、なんと素敵なものなのだろう。
正直なところ、なかなかそういった人間とは巡り合わない。
虚勢を張って、然も偉そうに、人を動かす能力も才能だろうが、伽藍堂であることを巧妙に隠すことが出来なければ、痛々しいばかりになってしまうことの寂しさ。
下の者が足りないのも事実で、急務なわけだが、おそらく、よく出来た参謀の必要性も同じ位に高いのではないかと。
演ずる事のなんと重要なことかと。

と、うつらうつら考えながら眠りに入り、気付いたらこんな時間。