[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
タイトルは忘れたが
「猿と宇宙人が交配して人間が生まれたのよ。」
という台詞が印象的な映画があった。
人間はなぜここまで殖えたのか。
直立二足歩行によって、大きな脳を手に入れることが出来たからなどという回答を求めているわけではない。
通常強い動物は数が少ない。
微生物は地球上に天文学的な数量が生息しているのだろうが、食物連鎖の頂点に居座る動物の数は少数。
生身の人間は恐ろしく弱いが、頭を使い手を使い武装する人間は強い。
石器や青銅器や鉄の道具が生まれ武器が生まれた。
しかし、二人の人間がそれらを渡されたからといって争いは起こらない。
武器や兵器が悪いと言うのは嘘だと思う。
武装した人間が存在するだけでは戦争は起こらない。
そこに利害関係が生まれなければ争いは起こらない。
原始的な利害関係は生ではないか。
動物は食べなければ死ぬ。
一方は食料を持ち、一方は食料を持たない場合。
農耕をするものは多くの食料を蓄える事が可能だが、農耕を知らぬ者には不可能。
後者は前者の食料を欲する。
前者は自らの食料を守る。
争い、あるいは、主従関係がうまれる。
農耕が世界中に広まれば食料の供給は安定するというのは幻想ではないか。
餓えて死ぬべきものが生き残る。
医学の進歩が人間の生を安定させるというのは幻想ではないか。
弱い者が生き残る。
しかし、弱い者は所詮は弱い者。
食糧難に襲われれば、弱い者から順に死んでいく。
病魔の波に襲われれば、弱い者から順に死んでいく。
そこには主従関係が確立されている。
貨幣であったり、資源であったり、武力がものを言う。
幻想はかき消される。
メカニズムは知らないが、結果としては大量発生するプランクトンと同じではないか。
自分達の呼吸により酸素が欠乏した海で屍となる。
新鮮な海水に接することの出来るのは極一部。
人間についての強弱は富を持つ者とそうでない者の個体差が大きい。
多くの人間は弱者ではないのか。
そして強者たる人間を支えているのは弱者たる人間なのだ。
だからこそ人間はここまで殖えたのだ。
そして、どれ程後になるかはわからないが、強者たる人間は弱者たる人間を必要としなくなるだろう。
そんな気がする。
その時、宇宙人はまた地球に舞い降りるだろうか。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |