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~青二才徒然~コメント時PASSは空欄でOK
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先週、修理に出したメガネと、購入したメガネを受け取りに自転車を走らせた。
空は曇っていて、地面は乾く暇もない天気だったけれど、全くと言っていい程雨粒にさらされずに済んだ。

雨は涙。

涙を流さない俺のかわりに、空は雨を落とす。
少なくともそんな雨が何度かある。

もう涙は必要ないよ、と空に言われた気がする。
その位、お前はもう落ち着いているんだ、と。

実感はないけれど、そういうことなのかもしれない。
そんなことを思いながら、昼寝をした。
目を覚ますと空が明るい気がしたので、雨が止んだのかと思って窓の外を覗いてみたが、相変わらず地面は濡れたままだった。

これから、エポパテで直したメガネの仕上げにかかる。
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land.jpg
数ページで完結する日常の不思議な出来事と詩を45まとめた作品。
基本的には、著者の日記を覗き見ているような感覚を覚える文庫。
登場人物が皆現実らしさを帯びて現れる文章。

以前「コンセント/田口ランディー」を借りて読んだことがあるがが、内容はあまり覚えていない。
あるのは、ミステリーだったような、という漠然とした記憶のみ。

 しょうがないよね、泣いたってあんたは元気で、桜見物に来て酒なんか飲んでて、でもこの世の中のどこかには(あんたの友人のような)末期癌患者もいれば、植物人間もいれば、飢えてる人もいれば、自殺しようとしてる人もいる。だけどこの山は平和で桜があっぱれに咲いている。こればっかりはさ、しょうがないんだよね。~中略~男はずっと泣いている。しまいにゃあ、あたしの膝につっぷして泣いている。そんで、さんざん泣いて帰って行った。家には女房と子供がいて、恥ずかしくてめそめそできないんだって。なんだかせつない花見であった。
 幸せであることが辛いような時ほど、桜は妙に美しい。
~しだれ桜と、泣き男/0~

何の共通点もないのに、なんだか次の春の桜は、妙に美しくなりそうだ、と感じた。
あまり、好ましくはないけれど、多分そうなるだろうと思う。
著者の言葉を拝借すれば「どっかんと降りてきた確信」。

 父は68歳になってもなお、自分の感情を的確にコントロールすることができない。毎日が感情の海に揺れる木の葉のように過ぎていく。
~中略~
 激しい感情の起伏が彼を支配している。強烈な愛情と強烈な憎しみ。強烈な暴力と信じられないような柔和さ。
 感情とは力なのだ。あたしはそうはっきり認識している。
 父の感情は空間をぐにゃぐにゃとよじる。
 よじれた空間のひずみにはまると人は命すら落としかねない。
 感情のもっているパワーとはそれほどまでに恐ろしい。
 結局のところ、父が激情によってよじった空間に干渉されないためには、反対の感情をあたしが持つことだと気がついた。(母が亡くなった)悲しみには愛しか立ち向かえない。
 それでもようやくプラマイゼロだ。
~プラマイゼロ/00~

このままいったら、俺の歪みは人を殺してしまうか、自分を殺してしまいそうだと思った。
恐ろしい。
恐ろしい。
恐ろしい。
直接的な暴力というのは、俺の辞書には殆どないが、直接的なものだけが、暴力でないことはよく知っている。

~捜索隊/00000~のような忍ぶ愛の実践は難しい。
~感じること、信じること/巻末~の感じる人が沢山欲しい。

幸いなこと。
こんな本を読まなくても、この本に出てくるような人物を知ってる。
だから、この本はそれほど面白かったというわけでもない。
それでも身近に感じたのは確かで、自然だった。
しかし、それと同時に、こういった作品が、世に流通されるということは、この本の登場人物たちは少し変わっていて、稀有な存在なのだろうかと思い、俺はそういう知人友人を持っていることを誇っていいのだろうかと、不要な優越感に浸ってみたりする。

とにかく、田口ランディーの顔が嫌いなんだ。
言うなよと思った瞬間、自分にもそんな素質があることに気付き、憤る。
8/31「戦」

折角の休み前、つらつらと何か書こうと思っていたら、1:00からサーバーメンテナンスで更新不可らしい。
憤る。
を手に入れている人の話と、手に入れようという人の話を聞いた日。
それは多分「幸せ」と言うのだと思う。

あなたは「誰かを幸せにすることが、自分に出来るのだろうか」と言っていた。
それを読んだ俺は、俺のことを幸せにすることは出来ると思った。
と同時に、俺も「誰かを幸せにすることが出来るのだろうか」という思いに恐怖した。

友達の様な先輩と、友達の様な後輩の話を聞き、姿を見、とにかく前を向くしかないなと思った。

社会でも、男としても大分生きずらいのは承知してるけれど、それでも前を向いていたいと思わされた日。
Thanks n&t.
最初の朝の暗がりは、何かを示唆していたのか。

すごく残酷にはなりたくないんだ。
良かった。

自分がやられて嫌なことは他人にするな。
母の言葉。
同じ事をしたいのと同時に多くを望み、1回きりなんて珍しくもないから、上手くやっているつもり。

宮坂でないと言い切れるのか。
想像力と好奇心のはざ間で誤解は生まれ、溺れる。
が、あってもなくても、俺のやることは大して変わってないかもしれない。
思って直ぐに打ち消した。

短い目で見れば、確かにそうかもしれないが、長い目で見れば、強烈なインパクトの後、軌道は大幅にずれ目的地が別の進路へ進む。
波を立てた感情がゆっくりと収束に向かうのとは反対に、時が経てば経つほど、その影響は顕著になる。

それは、俺が求めていたからこそ出会った波であり、インパクトだったのかもしれないし、次の出会いによって修正がなされるのかもしれない。

でも、人生は有限だ。

26で感じたαという感情を持って30になるのと、それを持たずに30になるのとでは、やはり違う様に思う。
辿り着いた場所が同じであっても、それはX‐Y軸についての話であって、Z軸についてずれがあるはずだ。
もっと関数の勉強をしていれば、より具体的な表現が出来たのだろうか、と思い、「あ、これが証明になるじゃないか」と気付いて可笑しくなった。
関数を勉強しなかったⅠという俺、関数を勉強したⅡという俺を想像すると、考え方が同じであっても、表現方法が異なるはずだ。

パラレルワールドだ。
フラクタルにずれがあるのかどうか、そんなことは一生かかってもわからないであろう不精な脳みそが悲しく愛しい。

我ながら、「何を言ってやがんだ」と思う。
za.jpg
与えられた傷が深ければ深いほど、善意と同情でさえも更に傷を抉る、ということを私は学んでいた。
~3~

小説内小説の著者が、小学生で少女だった頃の自分の思想描写として書いた一文。

俺も、壁に閉じこもったことがある。
第一の壁は、自分が閉じこもるために自分で作った。
それでも、その時の心境なんてものは、ずいぶん前に忘れてしまっている。
それでも、思い起こせば、俺の壁にはドアがついてて、出入りが出来る人間もいたんだと思う。
結局彼等は俺の思い通りにはならずに気付けばいなくなったけれど、その頃の壁には亀裂が入り出して、俺はドア以外から入って来る人間の相手も出来るようになっていた。
そう考えると、彼等は彼等の意思でいなくなったのではなく、俺が彼等を追いやったんだろうとも思う。
でも、だからこそ、大したダメージもなくのうのうと暮らしてこられた。

次の壁は全く異質のもの。
第二の壁は、何かを拒絶するために自ら築いたものではない。
自分の意にそぐわないものは壁に囲まれているとみなしたのだ。
想像したのだ。
空想の産物なのだ。
その壁は、未だに堅牢を保ち、普段は俺の生活の目にすらあまり触れることがない。
今となっては、目に触れたところで無視が出来ると思えるほどになっている。

そうやって、歳をとってきたから、「ちょっと変だよ」「おかしいよ」と言われるのだろうか。
そればっかりは、自分をおかしいと思わないので、さっぱり想像すら出来ないが、あなたの心理を考えるとき、少しわかりそうな気もする。
あなたの心理。
それすら、私の想像だということは、重々承知しているけれど、想像をやめることは、まだ暫く出来ないだろうと思う。

そして、もう見ていないかもしれないと思っても、あまり痛みはない。
寂しくはあるけれど、私はあなたを駄目にしてしまうかもしれないと思ったりもするから、仕方なく納得している。
少なくともここ数日は。

タイトルの小説は、人間の想像力とはなんと恐ろしいものだろうか、と思わせる小説。
人は、死ぬまで真相を口にせず、事件は永遠に謎のままなのだろうか、という考えに行きつくと、やはり少し寂しい。

先生ほんとにすいませんでした。でも、私のことはゆるしてくれなくてもいいです。私も先生をゆるさないと思います。
~冒頭/安倍川健治の手紙~

ケンジ、私も許しを請わないよ。
~6~

「“ゆるさない”の言葉はなぜかわからないけれど思わず書いてしまったもので、自分でも意味がよくわからなかった。わからないから何回か消しかけたんですが、わからないのに出てきてしまったからこそ物語の棘として」残しておいた。
~解説/斎藤環:著者インタビューより抜粋~

そういうの、わかる。
俺は感受性がすごく強いほうではないし、そういった人物に出会うと自分の中に芽生える小さな小さな嫉妬心に気付き自己嫌悪をするけれど、世に名の知れた人物の感覚に親しみを覚えることは少なくない。

この本は解説も良かった。
平日の休みなどに、何処かで一夜を共に過ごし、朝方眠りに就く。
目を覚ます昼下がりに点けるテレビ。
想定外の視聴者の存在を強く認識して、俺は社会の想定外なのかもしれないと思って冷笑したりする。

優し過ぎる天を思い、低俗な追憶が始まった。
舌を巻く。
03.jpg
人/携帯カメラ
      ↓
9275362_2078054698.jpg
人/デジカメ
一人で解決出来る人。
一人で解決しようともがく人。
一人で潰れる人。
人に助けを求める人。
人を引きずり込む人。
想像力を働かせる人。
考えない人。

色々。

タイミングも色々。

皆強くて、皆弱い。
それでも時間は進んでいくから、何かを学ばなければならない。
それでこそ、だと思う。
羽根が生えて、いずれ飛べるとしたら、それは素敵なことだけど、そのタイミングはまだ俺には来ない。
来て欲しくもない。

昨日スピーカーを背にして話した彼との会話で、彼らを尊く思った。
昨日引きずり込まれそうだった俺は難を逃れた。

間違いなく温度が宿っているんだ。
少なくとも俺の周りには。
それが、間違いなく俺の救いでもあるんだ。
きっと、俺にも温度はあると思うから。

だから、もう少し落ち着いたら写真撮ってみなよ。
そのことに理由なんてないけど。
735ddf33.jpg
MakeMoney??
金が白く光り、ビルが乱立する。
誰もが光を追い求めるが、月の光に気付く者は多くはない。
それでも月は光っている。
02.jpg
金苦(禁句)
そんな世界に嫌気の差した者。
嘆き、苦しみ、堪え、涙を流し、二本の足で立つ。
彼自身が光り輝いていることにはまだ気付いていない。
03.jpg

羽根を生やし、空を飛ぶ為の準備をする。
足は鱗に覆われ、大地を掴む爪を伸ばす。
地面に這い蹲る金は糞尿にまみれ、輝くは彼と月と星のみ。

という絵を描いた。
完全にフリースタイル。
音を流していたDJ'sに感謝。
あの場のあの空気に触れなければ、生まれ得ない作品。

渋谷駅に一番近いマルイの隣のマックの裏のクラブで観たなんとかという二人組み絵描きの重ね塗りを参考に。
もっと大胆な展開が望ましいが、最初だし、材料・技量も不足していたので、仕方ないと思う。
昨日のベストであることは間違いない。

Thanks nori,mst,tky,tomo,mori,owm,tamago
一時間半後には、今頭の中に全くないような絵を描き始める。
見て欲しくて見て欲しくて、少し恥ずかしい時間の始まり。
ショービジネス糞喰らえ。
見たい奴が見て、見たくない奴は唾でも吐きかければいい。
あなたを動かした時点でそれは満足だ。
なんて悪びれてみるところも少しあり。

信じる裏に不安あり
~見てないようで見てる/THE YELLOW MONKY~

病むときも、健やかなるときも、こんなトコへ言葉を吐き出しているのは何故だろうと問い掛ける。

鳶色の夢を追いかける
一人で天国へ打ち明ける
祈りのロケットを打ち上げる
ボケッと突っ立ってるように見えて
実はやるせなさを嘆いてる
迷子のヘンゼルとグレーテル
都会の片隅で震えてる
~殴雨/Shing02~

今夜は雨がいいな。
とふと思った。

niko.jpg
写真は北海道のニセコだそうだ。

最近自分自身の調子はなんとか取り戻しつつあるけど、周りがなんだかゴタゴタしていて、スッキリしない所へ素敵な話があった。

6月に、「夏、北海道へツーリングに行きたい」ということで、ウチの店で自転車を買っていった友人がいるが、その自転車は不幸にも今夏盗難に遭ってしまった。
俺も大分ショックで、納車時の彼の笑顔が焼け焦げたみたいに、不完全燃焼だった。

その彼に久々にメールをした。
毎度毎度ライブだなんだの告知で申し訳ないなと思いつつ、その後の自転車の様子(家財保険でなんとかなるとかならないとかという話は聞いていた)を訪ねてみると、1枚写真が送られてきた。

自転車は違えども、リアのパニアバッグは紛れもなく、盗難に遭った自転車のもの。
「そうかバッグは外しているときに盗まれたんだな」と納得し、そのバッグを使って北海道へ行ってくれた事に安堵した。

自分のことは棚に上げた発言で恐縮だけど、そんな夢の詰まった自転車を盗難された時はかなり凹んだと思う。
けれど、それをバネにドンキで安い自転車を確保して、北海道まで行ってしまう彼の行動力に感謝したい気持ちだ。
こちらまで嬉しくなる出来事だった。
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