日展

５～６年来行きたかった日展に初めて足を運んだ。
女の子とだったら良かったのに、mstと同行。
4:30からのトワイライトなんちゃらを利用。
300円。

日本画洋画の一部と、工芸美術と彫刻を観た。

俺は、絵も描くし、詩も書くし、RAPもするけど、芸術的なことを誰かに教わったことはまるでない。
芸術なんてものは、誰かに教わるものではないと思っているし、誰もが気付き且つ大多数が気にしないことにスポットを当てる作業だと思っている。
それは製作者の主観であって、他の何者でもない。
例えば、色鉛筆を観て面白いと思った者が居るとしてそれを描いた者が居る。
その色鉛筆を題材とした作品を観て何かを得た者が居れば芸術は完結する。
そう思っている。

それは、万人に受けるものではないかもしれない。
それは、何人かの人々が嫌悪感を覚えるものかもしれない。
ただし、それを描いた者が確固たる意思を持っていれば、何ら弊害はない。
それが、芸術だと思う。

100億を目指す地球の人口のうちの、たった一人でも感動を受けられるのならばそれは芸術に他ならない。

万人受け狙いならPOP’ｓに走りな。
俺たちはそっちに目を向けたりはしないぜ。
やれるもんなやってみな。
心の目は何よりも正直さ。

満員電車に揺られ、自転車に乗った後で、そんな話をmstとした。